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南会津郡只見町役場

平成10年4月より現在までに、同町の農業集落排水施設(5地区・中継ポンプ46か所・流量調整槽2か所)及び資源リサイクルセンターの保守点検業務の委託を受けて実施しております。
また平成23年4月からは、同町の「只見統合簡易水道施設等維持管理業務」(9地区)の委託を受けて、日常点検・漏水調査・メーター検針・水質検査等施設全体の業務作業を実施しており、前記の農業集落排水施設(下水)と併せて、上下水道施設包括管理業務の長期契約を結び、適切な施設管理運営の寄与に誠心誠意取り組んでおります。

課題

  1. 技能職員の定年退職や移動によって生じる後継者の問題と、技術の継承が同町においても大きな課題であった。
  2. 町内一円の上下水道施設が広範囲に点在することから、維持管理上移動時間が大きいために、特に緊急時においては職員だけでの対応には限界があった。
    また冬期間は積雪により現場での日常点検や作業が困難な状況にあった。

対策

  1. 上下水道施設維持管理業務を民間に委託することにより、技能職員の方の移動や退職者があっても滞りなく継承ができ、業務遂行が可能となった。
    (同町においては、元町職員が退職後、施設管理の業務支援を頂いたことから、運転状況が早期に把握でき、スムーズに業務移行が可能であった。)
  2. 広範囲な地域及び冬期間の問題
    クラウドを活用することにより、9地区の水道施設、浄水場、配水池等々及び排水処理施設、マンホールポンプ場、更にはリサイクルセンター等の稼働状況を常に監視することが出来、町担当課と管理業者がスマートフォンやタブレット端末で簡単に遠隔監視・管理が可能となり、情報の共有ができるようになった。

効果

  1. 上下水道施設管理を民間に包括管理委託により、技術職員の配置を軽減でき、料金徴収事務以外は委託となる為、職員の方も他の業務に専念でき業務の効率の向上と合わせて緊急時の対応や経費の節減にも効果が生まれた。
  2. クラウドを活用することにより、緊急時の対応等、町担当課と管理業者の双方で遠隔監視、操作が可能となり、情報を共有しながら安心安全な維持管理システムが構築できた。
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